バーチャルオフィスツール(仮想オフィス)とは?仕組み・メリット・注意点と主なツール

公開日:  更新日:

 ※本ページはプロモーション(広告)が含まれています。

この記事の「バーチャルオフィス」は、住所を借りるサービスではありません

この記事で解説するのは、オンライン上の仮想空間で働く「ツール」です。法人登記や住所の利用に使う、住所を借りる「バーチャルオフィス」は、別のサービスです。

住所を借りるサービスは バーチャルオフィスとは(意味や定義について)わかりやすく説明 住所を借りるバーチャルオフィスの仕組みを解説しています。
こんな疑問に答えます
  • リモートワークで、社員同士のコミュニケーションを取りやすくしたい
  • バーチャルオフィスツールが、どんなものか知りたい
  • 導入するメリットと、注意点を知りたい

テレワークやリモートワークが広がり、離れた場所で働くチームのコミュニケーションが課題になっています。オフィスにいれば自然にできた雑談や声かけが、オンラインでは難しいためです。

そこで使われるのが、バーチャルオフィスツール(仮想オフィス)です。この記事では、仕組み、使える場面、メリットとデメリット、費用の考え方、導入前の確認事項、主なツールを解説します。

この記事の結論

バーチャルオフィスツールは、オンライン上の仮想空間に「みんなが同じ場所で働いている感覚」をつくるサービスです。誰がいるかが見え、気軽に声をかけられます。

  • Web会議やチャットは「用件があるとき」、仮想オフィスは「ふだんからつながる」使い方です
  • メリットはコミュニケーションの活性化、注意点は費用・労務や個人情報・セキュリティです
  • 導入前に、無料トライアルで試して、目的に合うか確かめましょう
目次
  1. バーチャルオフィスツール(仮想オフィス)とは
  2. 使える場面
  3. メリット5つ
  4. デメリット・注意点5つ
  5. 費用の考え方
  6. 主なツール(掲載時点)
  7. 導入前の5つの確認
  8. よくある質問
  9. まとめ

バーチャルオフィスツール(仮想オフィス)とは

バーチャルオフィスツールは、仮想オフィスツールとも呼ばれ、インターネット上に、オフィスのような空間をつくるサービスです。自宅やオフィスなど、離れた場所にいるメンバーが、同じ部屋で作業しているかのように働けます。

バーチャルオフィスツールの仕組み。PC画面の中の仮想オフィスに、デスクエリア、ラウンジ、会議室があり、アバターで誰がいるかがわかり、近づくと話しかけられ、会議室で打ち合わせができる。住所を借りるサービスとは別物
オンライン上に、仮想のオフィスをつくります
  • 在席が見える:アバターや顔写真、ステータスで、誰がいるか、話しかけてよいかがわかる
  • 気軽に話しかけられる:近づく、名前をクリックするなどで、すぐに会話できる
  • 会議室がある:仮想の会議室に入って、打ち合わせができる

「メタバース」の技術が使われると説明されることもありますが、多くのツールは、パソコンやスマホの画面上で動きます。専用のVRの機器を用意しなくても、使い始められるものが中心です。

Web会議・チャットとの違い

Web会議やビジネスチャットは、用件があるときに、連絡や会議を行うツールです。バーチャルオフィスツールは、用件がなくても、ふだんから在席の状況がわかり、雑談や声かけがしやすい点が違います。実際は、併用する会社が多くあります。

Web会議・チャット(予定を決めて集まる、用件があるときに連絡)と、仮想オフィスツール(ふだんから在席が見える、気軽に声をかけられる)の使い方の違い
目的が違うため、併用されることが多くあります

使える場面

  • リモートワーク・テレワーク:在宅の社員同士の、雑談や相談の場として使う
  • オンラインイベント・交流会:複数の会話を同時に行えて、グループでの話し合いがしやすい
  • 講習会・ワークショップ:講師が話しながら、グループワークや発表会も行える

ふだんはオフィスを持たない、住所を借りるバーチャルオフィスの利用者にとっても、チームのコミュニケーション不足を補う手段になる場合があります。

バーチャルオフィスツールの5つのメリット

コミュニケーションが活発になる

在席が見えて、声をかけやすいため、雑談や相談が自然に生まれます。上司や新入社員など、立場が違う人にも、気軽に話しかけやすくなります。

チームの一体感が出る

同じ空間にいる感覚があると、離れていても、チームの一員という意識を持ちやすくなります。

オフィスの費用を抑えられる可能性がある

完全リモートや、一部の社員をリモートにすることで、オフィスの面積を小さくでき、賃料や光熱費、通勤交通費を抑えられる可能性があります。

オフィスの見直し 企業のダウンサイジングとコスト削減|固定費から見直す方法とバーチャルオフィスの活用

地理的な制約が減る

場所を問わず、仕事に参加できるため、離れた地域に住む人材も採用しやすくなります。

従業員の負担を減らせる

自宅で働けると、通勤の負担が減ります。育児や介護、体調などの事情がある人も、働き続けやすくなり、通勤時間を、家族や自分の時間に使えます。

デメリット・注意点5つ

対面のコミュニケーションが減る

表情や雰囲気などの、非言語的な情報が伝わりにくく、誤解が生じることがあります。重要な話は、Web会議や対面で行うなど、使い分けましょう。

技術的な問題が起きる

インターネットの切断や、機器のトラブルで、仕事が進まなくなることがあります。操作に慣れていない人には、使い方の説明が必要です。

自己管理が必要になる

リモートでは、時間を自分で管理する必要があります。仕事とプライベートの境目が曖昧になり、長時間労働になりやすい面もあるため、労働時間の管理のルールが大切です。

セキュリティのリスクがある

企業の情報や顧客のデータを、オンラインで扱うため、不正アクセスや情報漏えいのおそれがあります。セキュリティ対策と、従業員への教育が必要です。

費用がかかる

多くのツールは有料で、人数や機能に応じて費用が増えます。オフィスを小さくできなければ、ツール代だけが増えることもあります。導入前に、費用と効果のバランスを考えましょう。

費用の考え方

料金は、利用人数や機能、用途(オフィス、イベントなど)によって、大きく変わります。金額は、各社の公式サイトで確認してください。料金の仕組みは、主に2種類です。

  • 固定料金:月額または年額で決まり、人数や機能に応じてプランを選ぶ。費用の見通しを立てやすい
  • 従量課金:利用した機能や、参加人数などに応じて料金がかかる。使い方によっては、費用を抑えられる

無料トライアルを用意しているツールが多くあります。たとえば、oViceは、公式サイトで14日間の無料トライアルを案内しています。いくつか試して、自社に合うかを確認しましょう。

主なツール(掲載時点)

公式サイトで、2026年9月時点で提供を確認できた、主なツールを紹介します。機能や料金は変わるため、最新の情報は、各公式サイトで確認してください。

主なバーチャルオフィスツール(掲載時点)
ツール特徴
oVice(オヴィス)アバターで、同じ仮想空間にいる相手の様子を見ながら話しかけられる。距離に応じて音量が変わるなど、臨場感がある
Remotty(リモティ)ソニックガーデンが運営。PCカメラの写真を約2分ごとに共有して「顔が見える」ようにする。ワンクリックで話せる
Sococo(ソココ)アバターを作り、仮想オフィスの席や部屋で作業する。ほかの人の部屋を訪ねたり、会議室に移動したりできる
Remo(リモ)コミュニケーションの活性化を目的にした、仮想オフィスとオンラインイベントのプラットフォーム

Remottyを使うときの注意

Remottyは、写真の共有で、離れていても「顔が見える」ことが特徴です。一方で、従業員の顔写真は個人情報で、監視と受け取られると、抵抗を感じる人もいます。公式サイトでは、バーチャル背景を使う方法や、画像を共有せずに在席を検知する機能で、プライバシーに配慮できるとされています。

導入するときは、目的を従業員に説明し、理解を得たうえで、ルールを決めましょう。

公式サイト oVice 公式サイト Remotty(リモティ) 公式サイト Sococo 公式サイト Remo(リモ)

導入前の5つの確認

仮想オフィスツールを導入する前の5つの確認(目的をはっきりさせる、費用対効果を考える、労務・個人情報のルール、セキュリティ対策、無料トライアルで試す)
導入前に、5つを確認します
  1. 目的をはっきりさせる:雑談を増やしたいのか、会議を減らしたいのかなど、解決したい課題を決める
  2. 費用対効果を考える:人数と機能に合うプランか。オフィスの費用の削減につながるかも見る
  3. 労務・個人情報のルールを決める:労働時間の管理や、顔写真・在席情報の扱いを、従業員に説明して決める。厚生労働省の「テレワークガイドライン」も参考になる
  4. セキュリティ対策:アカウントの管理、アクセスの制限、従業員への教育を行う
  5. 無料トライアルで試す:使い勝手を、実際のメンバーで確かめる
出典 厚生労働省|テレワークの適切な導入及び実施の推進のためのガイドライン

よくある質問

バーチャルオフィスツールは、住所を借りるバーチャルオフィスと同じですか?

別のサービスです。バーチャルオフィスツールは、オンライン上の仮想空間で働くためのツールです。住所を借りるバーチャルオフィスは、法人登記や郵便物の受取などに使う、住所のサービスです。

Web会議ツールやチャットがあれば、必要ありませんか?

目的によります。Web会議やチャットは、用件があるときに使うツールです。バーチャルオフィスツールは、ふだんから在席が見え、雑談や声かけがしやすい点が違います。併用する会社も多くあります。

導入すると、オフィスの費用は減りますか?

オフィスを小さくできれば、減る可能性があります。ただし、ツールの費用がかかるため、オフィスの縮小ができない場合は、費用が増えるだけになることもあります。導入前に、費用と効果を比べましょう。

従業員の顔写真を共有することに、問題はありませんか?

顔写真は個人情報で、監視と受け取られるおそれがあります。導入の目的を従業員に説明し、理解を得たうえで、ルールを決めましょう。バーチャル背景や、画像を共有せずに在席を検知する機能を持つツールもあります。

まとめ:目的を決めて、無料トライアルで試す

バーチャルオフィスツールは、リモートワークのコミュニケーションを補う手段の1つです。在席が見えて、気軽に声をかけられる点が強みですが、費用、労務や個人情報のルール、セキュリティに注意が必要です。目的を決めて、無料トライアルで試してから、導入を判断しましょう。

この記事のポイント
  1. オンライン上の仮想空間で、離れた場所のメンバーが同じ場所にいる感覚で働けるツール。住所を借りるバーチャルオフィスとは別物
  2. Web会議・チャットは用件があるとき、仮想オフィスはふだんからつながるために使う
  3. 導入前に、目的・費用対効果・労務と個人情報・セキュリティを確認し、無料トライアルで試す
合わせて読みたい バーチャルオフィスとレンタルオフィスの違い|費用・許認可・口座開設など17項目で比較 住所を借りるバーチャルオフィスと、レンタルオフィスの違いを比べています。
編集者

編集者

起業オフィスナビゲーション編集部 ~革新のオフィス秘話~

ネットビジネスと物販の荒波を笑い飛ばしながら、日々起業の奇跡を追う編集部が贈る、ユーモアあふれる秘話の数々。バーチャルオフィスやコワーキングスペース、シェアオフィスなど、最新のオフィス事情をお届けします。