ネットショップ初心者にAmazon出品がおすすめの理由|手数料・メリット・始め方を解説

- ネットショップを始めるなら、なぜAmazonが初心者におすすめなのか知りたい
- Amazon出品にかかる手数料(大口・小口・販売手数料・FBA)を先に把握しておきたい
- 大口出品と小口出品、初心者はどちらを選べばよいか判断したい
ネットショップを始めたいと考えたとき、最初の候補になりやすいのがAmazon(アマゾン)出品です。すでに多くの買い物客が集まっているモールに商品を並べられるため、初心者でも比較的売れやすく、小口出品なら月額固定費0円から試せます。一方で、手数料の仕組みや、価格競争になりやすいといった注意点もあります。
この記事では、ネットショップ初心者に向けて、Amazon出品のメリット・デメリット・手数料・始め方の全体像をまとめました。料金はAmazon公式(Amazon出品サービス/セラーセントラル)で確認しています。料金・条件は改定されることがあるため、掲載時点の情報として参考にし、申込前に公式で最新の内容をご確認ください。
この記事の結論
ネットショップ初心者にAmazonがおすすめなのは、集客力・発送の自動化(FBA)・低コストで始められるの3点がそろっているからです。まずは小口出品(月額0円)で試し、月に一定数売れるようになったら大口出品に切り替えるのが現実的です。
- 手数料:大口出品は月額4,900円(税別)/小口出品は1商品販売ごとに100円(税別)。加えて販売手数料(カテゴリーにより概ね8〜15%)がかかる(掲載時点・Amazon公式)
- メリット:圧倒的な集客力/FBAで保管・梱包・発送を任せられる/初期費用が小さい
- デメリット:価格競争になりやすい/他社と差別化しにくい/個別サポートが手薄
手数料・条件はAmazon公式で確認した掲載時点の情報です
出品プランの料金や販売手数料、FBAの料金は改定されることがあります。本記事の金額は、Amazon公式(Amazon出品サービス/セラーセントラル)で確認した掲載時点の目安です。申込・出品の前に、必ず公式ページで最新の料金をご確認ください。
目次
ネットショップ初心者にAmazon出品がおすすめの3つの理由
数あるネットショップの中で、初心者にAmazonがすすめられるのは、集客・作業の手間・コストの3つのハードルが低いからです。
圧倒的な集客力があり、初心者でも売れやすい
Amazonは、日本でも有数の利用者数を持つ大手のショッピングモールです。すでに「何かを買おう」と思った人が大量に集まっているため、自分でゼロから集客しなくても、商品ページが見てもらえるのが最大の魅力です。商品ページは検索エンジンにも表示されやすく、開業したてで知名度がなくても、ある程度の売上を見込めます。ネットショップを一から作って集客する方法に比べ、初心者のハードルが大きく下がります。
FBAで保管・梱包・発送を自動化できる
AmazonにはFBA(フルフィルメント by Amazon)という仕組みがあります。あらかじめ商品をAmazonの倉庫に預けておくと、注文が入るたびに在庫の保管・梱包・発送・返品対応までAmazonがやってくれます。手数料はかかりますが、出品者は仕入れと販売に集中でき、副業でも運営しやすくなります。注文のたびに自分で梱包・発送する必要がなくなるのは、大きな時短になります。
在庫の保管を考える ネットショップ・転売の在庫はトランクルームで保管する方法小口出品なら月額0円で始められる
賃貸店舗を借りて開業する場合と違い、Amazon出品は初期費用がほとんどかかりません。とくに小口出品なら月額固定費が0円で、商品が売れたときだけ手数料が発生します。「まずは少しだけ売って試したい」という初心者でも、リスクを抑えて始められます。売上が伸びてから大口出品に切り替えれば、月額固定費のムダも避けられます。
Amazon出品の手数料は?大口・小口・販売手数料・FBA
Amazon出品でかかる費用は、大きく分けて「出品プランの料金」「販売手数料」「(利用する場合)FBA手数料」の3つです。順番に見ていきましょう。
出品プランの料金(大口・小口)
Amazonの出品プランには、大口出品と小口出品の2種類があります。月額固定費がかかるかどうかが、最大の違いです。
| 項目 | 大口出品 | 小口出品 |
|---|---|---|
| 基本料金 | 月額登録料 4,900円 | 月額0円(1商品売れるごとに100円) |
| 出品点数 | 無制限 | 制限あり(相乗り中心) |
| 新規の商品登録 | できる(オリジナル商品もOK) | 既存カタログへの相乗りが中心 |
| 向いている人 | 月に一定数を継続して売る人 | まず少量で試したい初心者 |
目安として、月に49個以上売れるなら、1個100円の小口より、月額4,900円の大口のほうが割安になります。
販売手数料(カテゴリーにより異なる)
商品が売れると、大口・小口どちらのプランでも販売手数料がかかります。手数料率は商品カテゴリーによって異なり、概ね8〜15%程度が中心です(掲載時点)。旧来「一律15%」と説明されることがありましたが、実際はカテゴリーごとに設定されています。さらに、本・ミュージック・ビデオ・DVDのメディア商品は、販売手数料に加えてカテゴリー成約料(本の場合は1商品につき80円)がかかります。
FBA手数料(利用する場合)
FBA(保管・梱包・発送の代行)を使う場合は、上記に加えて配送代行手数料と在庫保管手数料がかかります。配送代行手数料は商品のサイズ・重量で、在庫保管手数料は使うスペースと保管期間で決まります。手間を減らせる代わりにコストが乗るため、利益が出るかを事前に試算しておきましょう。
出典・公式 Amazon出品サービス(料金プラン・手数料)|Amazon公式
これから始める人手数料が何種類もあって、利益が残るのか不安です……。
編集部販売価格から「出品プラン+販売手数料(+FBA)」を引いて、手元に残る額を先に計算するのがコツです。カテゴリーで手数料率が違うので、扱う商品のカテゴリーは公式で必ず確認しましょう。
初心者は大口出品と小口出品どちらを選ぶ?
結論として、まずは小口出品で試し、売れ行きが安定してきたら大口出品に切り替えるのが、初心者には無理のない進め方です。
- 小口出品が向く人:まず少量だけ売って試したい/月の販売数が少ない/既存商品への相乗り出品が中心
- 大口出品が向く人:月に49個以上売れる見込みがある/オリジナル商品を新規登録したい/広告・一括出品などの機能を使いたい
大口出品は、出品点数が無制限で、新規の商品登録・広告出稿・一括出品ツール・レポートなど、本格的に伸ばすための機能が使えます。副業で小さく始めるなら小口、事業として拡大するなら大口、と考えると分かりやすいでしょう。プランは後から変更できるため、最初から大口にする必要はありません。
開業届がなくてもオンラインだけで出店できます
Amazonは、個人でも開業届の提出なしにオンラインで出店手続きが完結します。ただし、継続して所得が出る場合は、税務上の開業届や確定申告が必要になることがあります。手続きの全体像は次の記事で確認できます。
Amazon出品の3つのデメリット・注意点
メリットの多いAmazon出品にも、始める前に知っておきたい注意点があります。大きく3つです。
同じ商品が並び価格競争になりやすい
Amazonは出品者が非常に多く、同じ商品に複数の出品者が「相乗り」します。買い物客は価格で選びやすいため、値下げ競争になりやすいのが弱点です。安さだけで戦うと利益が薄くなるため、仕入れ値のコントロールや、独自の商品・セット販売などで、価格勝負を避ける工夫が必要です。
他社と差別化しにくい
商品ページのデザインはAmazonの形式に統一されるため、自分のショップの世界観を出しにくいという面があります。さらに、Amazon自身が同じ商品を販売していることもあり、その場合は知名度で不利になりがちです。ブランドや世界観で勝負したい場合は、自分のネットショップ(BASEなど)と併用するのも一つの方法です。
個別サポートが手薄で自分で学ぶ必要がある
モールによっては、出店時に専任の担当者がついて売り方を教えてくれる場合があります。一方Amazonは、基本的にサポートセンターへの問い合わせが中心で、手取り足取りの個別コンサルは期待しにくいのが実情です。価格設定や販売戦略は、出品者自身が学びながら進める必要があります。
Amazon出品の始め方【4ステップ】
Amazon出品は、次の4ステップで始められます。事前に、本人確認書類・銀行口座・クレジットカード・メールアドレス・電話番号をそろえておくとスムーズです。
- 出品用アカウントを登録するAmazonセラーセントラルから出品用アカウントを作成します。氏名・メールアドレスなどを登録し、大口・小口の出品プランを選びます(後から変更可)。
- 本人確認を受ける登録後、Amazonの本人確認があります。顔写真付きの身分証明書(パスポート・運転免許証・写真付き住民基本台帳カード・在留カードなど)と、過去180日以内に発行された取引明細書(クレジットカードの利用明細・ネットバンキングの取引明細・預金通帳・残高証明書など)の提出が求められます。マイナンバーカードは本人確認書類として使えません。審査を通過すると出品を開始できます。
- ショップ情報・住所などの初期設定をするショップ名、支払いを受け取る銀行口座、そして特定商取引法に基づく表示(住所・電話番号)や返品先住所を設定します。個人が自宅住所を公開したくない場合は、この段階でバーチャルオフィスの住所を使う方法があります(後述)。
- 商品を出品して販売開始商品を登録すれば販売開始です。自分で発送するか、FBAに預けて保管・発送を任せるかを選べます。まずは少量で出品し、売れ行きを見ながら在庫や価格を調整していきましょう。
Amazonの審査は身分証と一致する自宅住所で行い、審査後の初期設定で、特定商取引法の表示住所や返品先住所をバーチャルオフィスの住所に変更できます。セラーセントラルの具体的な画面操作は、次の記事にまとめています。
これから始める人特定商取引法の表示に、自宅の住所と電話番号を載せるのは不安です……。
編集部個人での出品は、特定商取引法で住所・電話番号の表示が必要です。自宅を出したくない場合は、住所を借りられるバーチャルオフィスを使う方法があります。
Amazon出品に向いている人・他モールとの使い分け
Amazonは万能ではありません。扱う商品や目的によっては、楽天・BASE・Yahoo!ショッピングのほうが合う場合もあります。
- 集客に自信がなく、まず売れる場所で試したい初心者
- 型番のある商品や、仕入れて売る「せどり」・物販をしたい人
- FBAで発送作業を任せて、副業として効率よく運営したい人
一方で、ブランドの世界観を出したい・独自ショップを育てたい場合はBASE、本格的な店舗運営や販促をしたい場合は楽天、初期費用を抑えたい場合はYahoo!ショッピング、というように目的で選ぶのが賢い方法です。各モールの詳細は次の記事で解説しています。
楽天と比べる 売上UPを目指すなら楽天出店 無料で始める 無料で始められるネットショップBASE Yahoo!と比べる Yahoo!ショッピングで始めるネットショップよくある質問
Amazon出品は初心者でも本当に売れますか?
Amazonにはもともと多くの買い物客が集まっているため、自分で集客しなくても商品ページを見てもらいやすく、初心者でも比較的売れやすいのが特長です。ただし出品者が多く価格競争になりやすいため、仕入れ値の管理や商品選びの工夫は必要です。
Amazon出品の手数料はいくらかかりますか?
出品プランの料金(大口は月額4,900円・小口は1商品販売ごとに100円/いずれも税別)に加え、商品が売れると販売手数料(カテゴリーにより概ね8〜15%程度)がかかります。本・ミュージック・ビデオ・DVDのメディア商品には、さらにカテゴリー成約料(本は80円)が加わります。FBAを使う場合は配送代行手数料と在庫保管手数料も発生します。いずれも掲載時点の目安で、最新はAmazon公式でご確認ください。
大口出品と小口出品、初心者はどちらがおすすめですか?
まずは月額0円の小口出品で試し、月に49個以上売れるようになったら大口出品に切り替えるのがおすすめです。大口は月額4,900円かかりますが、出品点数無制限・新規商品の登録・広告などの機能が使えます。プランは後から変更できます。
Amazon出品に開業届は必要ですか?
Amazonへの出店手続き自体は、開業届がなくてもオンラインで完結します。ただし、継続的に所得が出る場合は、税務上の開業届の提出や確定申告が必要になることがあります。詳しくは開業届の記事や税務署でご確認ください。
自宅の住所を公開せずにAmazon出品できますか?
アカウントの審査は身分証と一致する自宅住所で行いますが、審査後の初期設定で、特定商取引法の表示住所や返品先住所をバーチャルオフィスの住所に変更できます。具体的な設定手順は、セラーセントラルの実画面つきの記事にまとめています。
まとめ:初心者はAmazonで小さく始め、伸びたら広げる
ネットショップ初心者にAmazon出品がおすすめなのは、集客力・FBAによる発送の自動化・低コストの3拍子がそろっているからです。手数料は「出品プラン+販売手数料(+FBA)」で構成され、大口は月額4,900円、小口は1商品100円(いずれも税別・掲載時点)。まずは小口出品で小さく始め、売れ行きが安定したら大口へ切り替えるのが、失敗の少ない進め方です。自宅住所を公開したくない場合は、バーチャルオフィスの住所を特定商取引法の表示や返品先に使う方法もあわせて検討しましょう。
- 初心者は小口出品(月額0円)から。月49個以上売れたら大口へ
- 費用は出品プラン+販売手数料(カテゴリーで8〜15%)+FBA(任意)で試算する
- 自宅住所を出したくないならバーチャルオフィスの住所を特商法表示・返品先に使える
