シェアオフィス・レンタルオフィスのセキュリティ対策|自分でできる対策と施設の確認点

- シェアオフィスやコワーキングで、気をつけることを知りたい
- 自分でできるセキュリティ対策を知りたい
- 施設を選ぶときの、セキュリティの確認点を知りたい
シェアオフィスやコワーキングスペース、レンタルオフィスは、自由度が高く、便利な場所です。一方で、複数の人が同じ空間やネットワークを使うため、セキュリティのリスクもあります。この記事では、個人事業主やフリーランスが、自分でできる対策と、施設を選ぶときの確認点を整理します。
この記事の結論
セキュリティは、「自分の対策」+「施設の設備・運用」の両方で守ります。施設が安全でも、覗き見・Wi-Fi・データの管理は、自分で対策が必要です。
- 覗き見には、のぞき見防止フィルターと、席の選び方
- 通信は、安全なWi-Fi・VPN・二段階認証を組み合わせる
- 施設は、入退室管理・Wi-Fi・施錠設備を確認する
共有スペースで起こりやすいリスク
カフェやオープンスペースなど、人の目がある場所では、次のようなリスクが考えられます。
- 覗き見:パソコンの画面には、顧客情報や機密データが表示されていることがある。周囲の人に、見られるおそれがある
- 通信の盗聴:暗号化されていないWi-Fiでは、通信の内容を、盗み見られるリスクがある
- 盗難・置き忘れ:席を離れたときに、パソコンやスマートフォンが盗まれる、置き忘れる
- データの紛失:端末の故障や紛失で、データが失われる
自宅にも、リスクがあります。家族や来訪者が画面を見てしまう、といった情報の管理の難しさです。どこで働く場合も、パスワードの設定と、画面ロックは基本です。
自分でできる対策
覗き見を防ぐ
のぞき見防止フィルターを画面に貼り、壁を背にした席を選ぶと、後ろから画面を見られにくくなります。機密性の高い作業は、個室や、人の少ない時間帯に行います。
通信を守る
- 暗号化されたWi-Fiを使う。パスワードが共有されている環境では、ほかの利用者に通信を見られるリスクがゼロではない
- VPNを使うと、通信を暗号化できる。ただし、VPNだけで、すべてを防げるわけではない
- ログインは二段階認証を設定する。パスワードは、使い回さない
- サイトのURLがhttpsであることを確認する
端末とデータを守る
- 画面ロックを設定し、席を離れるときは、必ずロックするか、持ち歩く
- セキュリティソフトを導入し、OSやソフトを最新にする
- バックアップを、クラウドストレージや、外部ドライブに、定期的に取る
テレワーク全般のセキュリティについては、総務省が「テレワークセキュリティガイドライン」を公表しています(第5版・2021年5月)。公共の場に特化した内容ではありませんが、端末やネットワークの管理の参考になります。
施設で確認したいこと
施設によって、セキュリティの設備と運用は違います。契約前に、次の点を確認しましょう。
| 確認する項目 | 見るポイント |
|---|---|
| 入退室管理 | 会員制・カードキーなどで、関係者以外の入室が管理されているか |
| 防犯カメラ | 共用部に、設置されているか |
| Wi-Fi | 暗号化されているか。利用者ごとの管理があるか |
| ロッカー・個室 | 施錠できるか |
| 会議室の防音 | 会話が、外に聞こえにくいか |
| 郵便物・来客 | 受け取りと保管、来客の対応が、管理されているか |
レンタルオフィスの多くは、会員制で、入室が管理されています。ただし、設備や運用は施設ごとに違うため、「レンタルオフィスだから安心」と決めつけず、見学で確かめるのが確実です。
見学のポイント コワーキングスペースの見学のポイント|チェックリストとスタッフへの質問よくある質問
フリーWi-Fiは、使わないほうがよいですか?
暗号化されていないWi-Fiは、通信を見られるリスクがあります。使う場合は、VPNを併用し、重要な作業やログインは、避けるのが安全です。暗号化されたWi-Fiでも、油断はしないでください。
VPNを使えば、安全ですか?
VPNは、通信を暗号化する有効な手段ですが、万能ではありません。端末のウイルスや、フィッシング詐欺は防げません。二段階認証やセキュリティソフトなど、ほかの対策と併用してください。
顧客情報を扱う仕事は、どの席で作業すべきですか?
人の目が届きにくい個室や、壁を背にした席が向いています。のぞき見防止フィルターを併用しましょう。契約先の、情報管理のルールがある場合は、それに従ってください。
まとめ:自分の対策と、施設の確認の両方で守る
シェアオフィスやレンタルオフィスでは、施設のセキュリティに加え、自分でできる対策が欠かせません。覗き見・通信・データの3つに備え、施設は入退室管理・Wi-Fi・施錠設備を、見学で確認しましょう。
- 自分の対策は、覗き見・通信・端末とデータの3つ
- VPNは万能ではない。二段階認証などと併用する
- 施設は、入退室管理・Wi-Fi・施錠を見学で確認
