コワーキングと自宅で働く違い|集中・孤独・費用と、賃貸住宅の注意点

- 自宅だと仕事に集中できないが、どうすればよいか知りたい
- 自宅とコワーキングスペースの違いを、比べたい
- 賃貸の自宅を仕事場にして、問題ないか知りたい
フリーランスは、自宅で仕事をする人が多いと思われがちです。しかし実際には、カフェ、シェアオフィス、コワーキングスペースなど、自宅以外で働く人も増えています。
この記事では、自宅で働く場合とコワーキングスペースで働く場合を、集中しやすさ、孤独、人脈、費用で比べ、賃貸住宅を仕事場にするときの注意点をまとめました。
この記事の結論
自宅は費用がかからない一方で、仕事とプライベートの境目があいまいになり、集中や孤独が課題になりがちです。コワーキングスペースは、作業モードに入りやすく、人とも会える場所です。
- 両方を使い分ける働き方も、現実的です
- 賃貸住宅は、契約上は居住用が基本で、事務所使用は貸主への確認が必要です
- 自宅の住所を出したくない場合は、バーチャルオフィスという方法もあります
自宅とコワーキングの違い
| 項目 | 自宅 | コワーキング |
|---|---|---|
| 集中 | ゆるみやすい | 作業モードに入りやすい |
| 孤独 | 一人で働く | 人と会える |
| 人脈 | 生まれにくい | 交流の機会がある |
| 費用 | かからない | 月額・利用料がかかる |
| 打ち合わせ | 自宅に人を呼びにくい | 会議室を使える施設が多い |
自宅で働く課題
仕事とプライベートの境目がなくなる
自宅は、フリーランスの仕事場として、最初に思いつく選択肢です。ただ、生活の場と仕事の場が同じだと、気持ちの切り替えが難しくなります。テレビやベッド、家事など、誘惑も多くあります。
都心では、仕事専用の部屋を確保するのが難しく、部屋を分けても、「家にいる」という緩みは出やすいものです。これは、意志の強さの問題というより、環境の問題です。
相談者家だと、ついだらだらしてしまいます。意志が弱いのでしょうか?
編集部意志の問題とは限りません。場所を変えるだけで、切り替えやすくなる人も多いです。週に何日かだけ、コワーキングを使う方法もあります。
孤独と、人脈が生まれにくいこと
会社員のときは、意外と多くの人と関わりながら仕事をしています。独立した直後は、その関わりがなくなり、孤独を感じやすい時期です。
また、フリーランスは、営業や打ち合わせ、協力する仲間づくりが欠かせません。自宅だけでは、人と出会う機会が生まれにくいため、コワーキングスペースのような、交流の場が役立ちます。
交流の機会 コワーキングスペースのイベントを活用する方法|種類・参加のコツ・注意点賃貸住宅を仕事場にするときの注意
賃貸は、契約上は住居用が基本
国土交通省の「賃貸住宅標準契約書」は、使用目的を居住としています。居住以外の目的を併せて使うには、特約が必要です。賃貸住宅を、特約や貸主の承諾なしに事務所として使うと、契約違反になる可能性があります。
「仕事場の住所が必要だから、自宅で」と考える前に、契約書の使用目的を確認し、必要なら貸主や管理会社に相談しましょう。事務所利用(SOHO)を認めている物件もあります。
自宅の住所が公開される
名刺やホームページ、ネットショップの表記などに、自宅の住所を載せる場面があります。出したくない場合は、バーチャルオフィスで、仕事用の住所を別に借りる方法があります。
自宅住所を出さない方法 個人事業主におすすめのバーチャルオフィス家賃・光熱費の経費は、按分する
自宅の家賃や光熱費は、生活のための費用(家事関連費)でもあります。事業に必要な部分を、明らかに区分できる場合に、その部分を経費にできます。床面積の割合や、事業に使う日数などの、合理的な基準で按分します(国税庁)。
出典 国税庁|No.2210 必要経費の知識よくある質問
自宅とコワーキングは、どちらがよいですか?
どちらが上とは言えません。費用を抑えたいなら自宅、集中や交流を求めるならコワーキングが向きます。週の何日かだけコワーキングを使うなど、使い分ける人も多くいます。
賃貸の自宅で、仕事をしてもよいですか?
パソコンでの作業など、居住の範囲に収まるものは問題ないことが多いですが、来客が多い、事務所として登録するなどは、契約違反になる可能性があります。契約書の使用目的を確認し、迷うときは、貸主や管理会社に確認しましょう。
自宅の家賃は、経費にできますか?
事業に必要な部分を明らかに区分できる場合は、その部分を経費にできます。床面積の割合など、合理的な基準で按分します。詳しくは、税務署や税理士に確認してください。
まとめ:自宅とコワーキングを、目的で使い分ける
自宅は費用がかからない一方で、集中や孤独が課題になりがちです。コワーキングスペースは、作業モードに入りやすく、人とも会えます。両方を使い分けながら、賃貸住宅の契約や、自宅の住所の扱いにも気をつけましょう。
- 自宅は費用がかからないが、境目のなさと孤独が課題。コワーキングは集中と交流に向く
- 賃貸は契約上居住用が基本。事務所使用は貸主に確認する
- 自宅の住所を出したくないならバーチャルオフィス。家賃・光熱費は按分して経費にする
