都内で人気のエリア

異業種、同業者との「交流」「繋がり」を主眼とするコワーキングスペース。
ただし日本ではどちらかと言えばフリーランスや起業家が、「仕事をする場所」として認識しているのが実情です。
そのため選ぶ際にまずは、「利便性」が重視される傾向があります。

設備や施設内の雰囲気はもちろんですが、利便性を重視する場合は立地が第一に見られます。
そこで都内に数多くあるコワーキングスペースを、人気のエリアで見ていくことにしましょう。

人気のエリア

Googleで「コワーキングスペース」と検索する際、次のエリアと組合わせて検索される機会が多いようです。

  • 渋谷
  • 新宿
  • 池袋
  • 秋葉原
  • 東京

ビジネスマンの街として知られる新橋、あるいは官公庁が多くお堅い雰囲気の霞が関が出てこないのは、勤め人ではなくフリーランスや起業家が利用の中心という特性上かもしれません。
「東京」という組合せはおそらく東京駅近辺のことを指しています。実際に丸の内や大手町周辺には、多くのコワーキングスペースが存在します。

各エリアで違う利用者層

このように人気のエリアは存在するものの、100以上のコワーキングスペースが存在する東京都内です。エリアごとに利用者層が違うのも押さえておきたいポイントです。

いくつか例を挙げてみましょう。
青山周辺には多くのコワーキングスペースが存在しますが、このエリアはクリエイターの利用が多いようです。
実際には私が以前お付き合いをしていたWebデザイナーの中にも、このエリアを拠点に活動している人たちがいました。
また先に出てきた大手町や丸の内のコワーキングスペースは、税理士、行政書士といったいわゆる士業の方たちの利用も目立つと言います。
こうした信用が重視される人たちはシェアオフィス的に使い、格の高い住所表記として利用したり、顧客を打合せで呼ぶ際に丸の内や大手町を指定すると、それだけでメリットが増すのだと言います。

穴場のエリアにも魅力がいっぱい

その他、超一等地として名高い銀座にもコワーキングスペースは点在しています。
この辺りは喫茶店を利用しても良いお値段設定になっている所が多いので、例えば複数個所を転々として仕事をするノマドワーカーというスタイルを取っていても、コワーキングスペースの方がコスパが良い場合があるでしょう。

また上野や五反田、目黒区、中野区、荒川区といった場所にもコーワキングスペースは点在しています。
中にはキッズスペースがあったり、制作会社の一部を開放しているなど、穴場として注目が高まっている施設もあるのでチェックしておきたいところです。

アクセスしやすいかといった利便性に加え、こうした各エリアでの特色も考慮して、数多くあるコワーキングスペースの中から自分に合う所を選ぶと良いでしょう。