コワーキングスペースには、一時的な利用が可能な所が多くあります。
こういった利用方法を「ドロップイン」と言います。
この記事ではこのドロップインの概要と実例、またメリットとデメリットなどを解説していきます。
ドロップインとは
コワーキングスペースの一時利用のことを、「ドロップイン」と多く表現しています。
このドロップインは1Day(1日単位)の利用を指すケースが多いですが、施設によっては時間単位で使える所もあります。
また分単位の利用が可能な所もあります。30分刻みや15分刻みなど設定はいろいろです。
1日単位だと1,000~3,000円、時間単位だと1時間あたり数百円というのが都内の大まかな相場観です。
ただし中には格安、逆に少しリッチな値段設定がされているケースもあります。
ドロップインの実際
それでは実際のドロップイン利用者の声を紹介していきましょう。
A.Hさん
まだ本格的に独立しているわけではないので、ドロップインで利用しています。
それに一か所で仕事をするのがあまり好きではないので、その日の気分や打合せ相手によっても変えられるのがメリットです。
コワーキングスペースごとの個性も楽しめるので、今後もこうしたノマド的な使い方を続けていければと思います。
F.Aさん
コワーキングスペースの利用は週末だけです。
副業が結構忙しいのですが、家でやるとどうしてもだらけてしまうので、コワーキングスペースは集中ができて良い環境です。
話す相手もでき始めたので、刺激も受けます。
H.Eさん
都内で仕事をする際には、いくつかのコワーキングスペースを持っています。
もちろんドロップインです。定期利用だと予算が合いませんから。カフェを使うより効率的だし、時々顔見知りとも会えるので重宝しています。
これらのようにメリットが多いドロップインですが、実際にはいくつかのデメリットも存在します。
まず定期契約(会員)でない場合は、時間に制限があったり、使えるスペースが限られる所がほとんどです。
具体的には定期契約の場合は24時間利用OKなのが、ドロップインだと夜7時までの時間制限がある、あるいは週末は利用不可などです。
また間仕切りがある集中スペースは、ドロップインでは利用できないという施設もあります。
また最近はドロップインでの募集を無しにしている施設も増えています。
コワーキングスペースの人気が高まり利用者が増えたので、定期会員だけで共用スペースがいっぱいになるなどが主な理由です。
このようにコワーキングスペースの基本は定期利用と考えておいた方が良いですが、稀にドロップインのみ募集している施設もあります。
都内のコワーキングスペースは豊富ですので、ニーズに合う施設を探してみるのが良いでしょう。