コワーキング利用者層、向いているケース

フリーランス

コーワキングスペースはフリーランスを中心に、さまざまな人が利用しています。
ここでは「どういった人が利用しているか」から、さらに「どういった人の利用が向いているか」についてまで解説していきます。
自分の働き方はもちろん、性格まで含めコワーキングスペースの利用が最適かを考えてみてください。

フリーランス、起業家が中心

全体的に利用者の中心となっているのが、「フリーランス」です。
フリーランスはすっかり定着した言葉ですが、曖昧な存在でもあります。
フリーランスは個人事業主とほぼ同一に見られ、「企業や組織に属さず個人で仕事をしている存在」と考えられています。
しかし実際には企業などに所属しながら副業として仕事をしているケースや、育児や家事をやりながら空き時間に働くというのも、フリーランスとされます。
フリーランスは年々増加傾向にあり、こうした人たちがコワーキングスペースを多く利用しています。

もう一つ多いのが、「起業家」です。
これは個人単位で働くのではなく、企業を設立した経営者になります。
最近は新しいビジネスモデルでの起業も多くなっているので、海外の影響を受け「スタートアップ」とも呼ばれます。ひと昔前に多く使われた「ベンチャー企業」というのも、ほぼ同じ意味と捉えて良いでしょう。
フリーランスが職人、専門職といった印象が強いのに比べ、起業家は経営者としての側面が強くなります。

さて利用者の職種ですが、デザイナーなどクリエイティブ系、あるいはエンジニアが多くを占めています。スタートアップでもIT関係が目立ちます。
しかしそれ以外にも、著述業、翻訳、編集などフリーランスに多く見られる職種、あるいは貿易ビジネスやNPOなど、さまざまな職種の人たちが利用しています。

利用が合う人たち

開放された空間で、多くの交流や繋がりを持てるというのがコワーキングスペースの特徴ですから、次のようなニーズがある場合や性格の人には、特にオススメです。

  • 同業の人との交流が持ちたい。
  • 違う職種やスキルがある人と交流が持ちたい。
  • 他者からさまざまな刺激をもらいたい。
  • 新しいビジネスチャンスが得たい。
  • 一人でこもって仕事をするのが苦手。
  • 独立、起業を安価で準備したい。
  • もちろん実務をこなす場所としてコワーキングスペースを使いたいという人も多いでしょう。
    しかし本来的には他者との交流や繋がりを期待する空間ですから、もし物理空間だけが必要という場合はレンタルオフィスなど、より集中して実務に打ち込める施設を検討してみるのも良いでしょう。