世の中にいろいろな人がいるように、コワーキングスペースにも多様な個性があります。
それは運営元と施設によるものが大きいようです。
ここでは一般的によく見られるものから面白い個性を持つコワーキングスペースまでを、いろいろ紹介していきます。
個性を持つ理由
コワーキングスペースが個性的なのは、主に次の二つが関係しています。
大手企業、中小企業、個人、NPOなど。
商業施設、企業内、空きスペース、カフェなど。
大手企業の運営元としては、誰もが知る会社が名を連ねます。
デベロッパー、人材系企業はその代表格です。
中小企業は様々です。コワーキングスペース専業で行っている所もあれば、企業内の空きスペース、使っていない施設を有効利用するという目的で、事業の一つとして取組んでいる所もあります。カフェとコワーキングスペースを融合させているというのも、この一つと言えます。
個人やNPOになると、より運営者の考えが色濃くなります。
「クリエイターのためのコワーキングスペース」「起業を本気で目指す人のためのコワーキングスペース」などは、その代表例です。「女性専用のコワーキングスペース」「育児をしながらのコワーキングスペース」というのも目立ち始めています。
施設は、大規模な商業施設内にある場合はあまりコワーキングスペースとして特殊な個性は出ません。しかしリノベーションで誕生したような空間は、特徴が出るケースが多いようです。
例えばアトリエ、ギャラリーなどもともと個性がある空間をリノベーションしていると、その影響がかなり色濃く出ます。
利用者が持つ印象
それでは、実際のコワーキングスペース利用者の印象をいくつか見ていきましょう。
Y.Mさん
今のコワーキングスペースを決めたのは、「クリエイターのための空間」とハッキリと打ち出していたからです。
もともと複数のクリエイターで立上げた所なので、室内の雰囲気も抜群に良いです。
同じ業種の人が集まっているという安心感があるし、話のキッカケにも困りませんので、使い始めてすぐに打ち解けられました。
O.Uさん
大きなビルにあるコワーキングスペースなので、コミュニティというよりも仕事場としての印象が強いです。
まだ通い始めて日が浅いというのもあり、どんな人たちが使っているのかもよく分かりません。話している人たちはたくさんいますが、もともとの知合いなのかここで繋がったのかは、分からないです。私もキッカケがあれば喋ろうかな、という感じでしょうか。
H.Yさん
コワーキングスペースなのかな? カフェの一角なので、明確に線引きされているのか分からないです。検索するとコワーキングスペースで出てくるのでそうなのかな・・・ぐらいの認識です。
仕事を目的に利用しているので、カフェであっても気遣いなく長時間使えるのが良いですね。