個人で仕事をしていこうとすると、必ず直面する問題があります。
それは、「場所」です。
その解決手段として、数年前から「コワーキングスペース」に注目が集まっています。
この記事ではコワーキングスペースについて初めて聞く方、名前は知っているけど実際にはどんなものかよくわからないという方に向けて、その概略を分かりやすく解説していきます。
最大の特徴
コワーキングスペースの大きな特徴として、「オープンスペース」というのが挙げられます。
複数のテーブルやイス、あるいは直に座れるスペースが用意されていて、来訪した個人個人が、思い思いの仕事をしています。
テーブルには間仕切りがないため、初めての方は「かなりオープンな空間だ」という印象を持つことが多いようです。
このオープンさは、見た目だけのものではありません。
コワーキングスペースは仕事の場所としてだけでなく、様々ビジネス上の交流や繋がりを期待して利用されます。
例えば同じ職種の意見交換です。
グラフィックデザイナーが個人個人の考え方やポリシーを語ることで、刺激し合いお互いを高めることができます。もちろん、情報交換も活発です。
また異なるスキルを持つ人同士が出会うことで、ビジネスチャンスが広がっていきます。
最近だとエンジニアがデザイナー、マーケターと交流を持つことで、新たなアプリを世に出してマネタイズしていく、といったチャンスも生まれています。
実務をしながら交流が生まれる場所、というのがコワーキングスペースの特徴になります。
実際の姿
ここまで解説してきたのは、コアな部分です。
実際のコワーキングスペースは、実用的な特徴もいろいろあります。
現在数多くのコワーキングスペースがありますが、ほとんどの所は多かれ少なかれ、ここに挙げたような特徴を持っています。
利用している人たち
最も多く利用しているのは、次のような人たちです。
この他にもNPOや個人輸入の仕事をしているなど、幅広い人たちが利用しています。
ビジネス利用以外にも、資格取得など勉強目的で利用している人もいます。また社会人だけでなく、学生が試験勉強に利用しているケースもあります。