3つのメリット
コワーキングスペースが短期間でフリーランスや起業家の仕事場として定着し、爆発的にその数を増やしていったのは、いくつものメリットが存在するからです。
ここではその中から3つに絞り、紹介していきます。
仕事場が確保できる
フリーランスや起業をしてからいざ仕事を始めようとすると、場所が問題になってきます。
それまで綿密な準備をしていたり、潤沢な資金があって最初からオフィスを借りられるというのは稀。またそうした物件探しなどの雑務に追われ、メインとなるお仕事の方が後回しになると、このスピーディーな時代に多くの機会損失が生まれてしまいます。
コワーキングスペースが人気を集めているのは、それを解決する有効な選択肢だからです。
熱い思いを持って仕事にとりかかろうとすると、意外と場所の確保でつまずいてしまいます。
コワーキングスペースを使わなかった場合に出てしまう弊害について、事例を見てみましょう。
どうしてもだらけてしまい、思っていたほど作業効率が上がらないという声を聴きます。
こうした場所は、当然ですが仕事を前提とした空間ではありません。
また長居をしにくいという声も多くあります。
無料で使える公共の図書館というのは良い選択肢のようですが、読書や資料収集以外の利用を禁じている所が多くなっています。
このように仕事をするのに適した空間は、世の中にそれほど多くはありません。
さまざまな用途に使える
実際に仕事を始めてみると、打合せなどの場所がないことに気づく方も多いでしょう。
顧客を自宅に招くという訳にはいきません。また喫茶店を指定するというのも、恰好の良いものではなく、相手によっては不信感を持ちます。
また込み入った仕事の話をする場所としても、喫茶店やカフェは最適とは言えません。
ほとんどのコワーキングスペースには会議や打合せのスペースが用意されています。
必要に応じて借りられるので、コスパの面でも優れています。
他にも集中して仕事を一定期間したい場合など、ニーズに合わせたさまざまな用途に対応できるのがコワーキングスペースの強みです。
交流や刺激が生まれる
コワーキングスペースは、異業種や同業種とのさまざまな交流が持てる場です。
本来的には仕事場としてよりもこちらの意味合いが強いので、最大のメリットと言えます。
そこから新たな仕事を得たり、ビジネスチャンスやコラボレーションが広がっていきます。
また独立する前は会社や組織に所属していた人が多いので、自由で良いと思っていた一人きりの作業を続けていくと、孤独感に苛まれストレスを感じてくる人も多くいます。
そのため緩やかな繋がりと刺激が持てるコワーキングスペースの利用は、大きなメリットとなります。