決める前には必ず見学を

インターネットを中心に、さまざまな情報が入る時代です。
コワーキングスペースについても、施設のオフィシャルなものから利用者の口コミまで、数多くの情報があふれています。
しかし実際に自分が利用する場所ですから、足を運んでの見学は必須です。
ここではその際に必ず押さえておきたいポイントを中心に解説していきます。

見学時のポイント

コワーキングスペースのほとんどは、見学可能になっています。
スタッフがあらかじめ準備をして一から説明してくれる所もあれば、概要だけ簡単に説明して後は質問があれば答える、というラフな所もあります。
せっかく足を運ぶのですから見落とし、聞き逃しがないよう、必ず押さえておきたいポイントを挙げておきます。

  • オープンスペースは、実際の利用シーンをイメージしながらの見学を。
  • コワーキングスペースの利用でメインになるオープンスペースは、実際に自分が作業している姿をイメージしながら見学すると良いでしょう。
    賃貸マンションなど入居前に見学をした経験がある人は多いでしょうが、その場合は家具などがないため、そこに住んでいる姿をイメージするのはなかなか困難だったでしょう。

    しかしコワーキングスペースの場合は、そのイスに座り、机の上のパソコンを置くだけです。ですから自分が仕事をする姿を想像するのは、それほど難しくはありません。
    実際の利用シーンをイメージすると、作業スペースは十分に確保できるか。周囲の物音が気にならないかなども見えてきます。

  • 施設内は隈なくチェック。
  • コワーキングスペースにはメインとなるオープンスペース以外にも、会議室や集中室など用途に合わせた施設がいくつもあります。
    せっかく足を運ぶのですから、見れるものはすべて見て回りましょう。
    同時に浮かんできた疑問などは、積極的にスタッフへ質問しましょう。

    できれば実際の利用を

    見学に勝るもの。それは実際に利用することです。
    可能であれば定期利用の契約をする前に、実際に利用してみるのが良いでしょう。
    施設や時期によっては、無料チケットの配布や体験利用ができるキャンペーンを実施している所があります。これを有効活用するようにしましょう。

    実際の事例として、見学に行った際に他の利用者がまったくいなくて、雰囲気がつかめなかったというのがありました。
    スタッフには「普段はどれぐらいの人がいるのか」「どんな職種の利用者が多いのか」などは聞いたそうですが、やはり自分で見ていないので不安に思った、ということでした。
    体験利用ができないならば、一時利用のドロップインを使い雰囲気をつかむのも有効な手段です。